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水の氷結結晶の真偽にまつわるデタラメな人達

 IHMの江本所長が水の氷結結晶の写真を用いた水の評価を始めたことを批判している人達の言動はあまりにもいい加減で、主張をよく聞くと科学を名乗っているだけで全くもって非科学的で宗教的なのは明らかです。

 しかし、それでもそういったエセ科学者に騙される人達が居るので、そういった人達のいい加減さや、出鱈目さについてまとめておくことにします。

 そもそも、江本氏の主張であった「水が言葉を理解する」という主張自体が怪しいというのは確かなのですが、怪しい→あるわけないという思いこみによる「決めつけ」を基に、科学的と称しながら何ら実験や検証もせずに、あり得ないと断定して居る人達の行為は、明らかなるエセ科学宗教です。

 それから、IHMグループ側の主張も昔とは変わってきたようで「水が言葉を理解する」というものから「一定の想いで水に思念を送る」といった感じに修正されたようです。これならば、「認知者の想念が対象物に影響する」という意識エネルギー作用を考えるという基本的なラインからは外れていないと思われます。

 まず、前提情報として書いておきますが、水の氷結結晶の撮影を行う条件は、サンプルの水を-25℃の冷蔵庫で3時間凍らせて、-5℃±2℃の部屋で200倍の顕微鏡で観察するというものです。
その時の照明の熱で氷が溶けだし、水に戻る瞬間の一瞬に出来る結晶を観察、撮影しています。

 そして本題ですが、まず批判している人達の多くは、氷結結晶は空気中の水蒸気が結晶についていたもので、テストの水のものではないという断定をしています。
 そして、気相結晶の場合は気圧や湿度のみで結晶の形状が変わるので、テスト水の結晶ではないと断定しています。

 しかし、批判している人たちはこれらの主張について何一つ検証作業をしていないというのが事実であり、それらの主張は単なる妄想による産物です。精々ビデオを見て「気相成長の出来かたに似ている」という所までです。

 そもそも、科学的に否定するというのなら、それらの結晶に変化が表れたという実際に実験に立ち会い、気圧や温度などの絶対湿度(水蒸気量)、結晶の重量などデータを精密に測定し、批判側が主張している事が推定されるようなデータがあれば、まだ批判している内容も理解されるし、信憑性を持つものになるといえます.

 しかし、批判している人達は実際に実験をしたこともなく、批判している実験に立ち会うこともなく、せいぜいビデオを見て結晶が出来るときに表面が盛り上がっているから「気相成長」であると考え、断定しているに過ぎないというのが現実です。

あるとあらゆるパラメータが絡み合って起きる「現実の世界」では、「単一な科学法則で現象が支配されることは殆どない」というのが事実であり、「○○の法則で決まっている」と机上の空論をいくら並べても一致しない事なんていうのはざらにあります。

要するに現実の複雑さを知らないのです。

 批判派の主張には、何処にも科学的な検証プロセスなど存在せず、気相成長であるということを裏付ける証拠となるデータはなにもないのが実状です。しかし、批判側はそれが科学的な真実であるかのように断定しています。
これらの行為の何処が科学なのか?ということです。しかしこれらの見解を平気で「科学的見解」と称して人を騙します。
 ですから、それらを断定する根拠の提出を求められても、主張している人達は誰も具体的なデータとして何かを提出することは出来なくて、水の経歴によって結晶が変わることなどあり得ないから、水蒸気が結露したものであるに決まっていると推測で決めつけているだけです。

 氷が溶けたときに再結晶したチンダル像(アイスフラワー)であるという説もあります。こちらの方がまだ信憑性がありそうです。しかし、これも科学的証拠を元にした根拠などではなく憶測であることには変わりありません。チンダル像の場合に結晶の形状が変わる原因要素は、水の不純物などであると言われているようです。

チンダル像については
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/public/wadai/butsuri/no225.htm
アイスフラワーについては
http://g3400.nep.chubu.ac.jp/onsenkids/craft/ice-flower/ice-flower.html

 wikipediaの「水からの伝言」への記述も、これらの憶測を連ねた内容によるものであり、毎度毎度wikipediaの責任者不在によるいい加減さがよく現れたものです。

 批判している人達のいっている内容をよく調べて、ちょっと考えれば科学的な検証手順など皆無であることがわかります。何処にも科学的プロセスなど存在していない上に、検証どころか十分な調査すら行われていない。はじめから「結論ありき」のインチキです。
 科学的検証プロセスを介さず、科学を装ったエセ科学で何かを断定して他人を洗脳する行為は欺瞞であり、宗教としかいえないのは明らかなことです。

 ある現象に対して既に知られた科学的知識を組み合わせて推論するのが科学的だと称する人が居るようですが、それらの科学的知識がその現象であると証明するのは、前提条件が十分に整えられた「実験のデーターであり証拠」です。

 それらを用いて証明しない限り科学的な見解になどなりません。しかしそれらの手法を一切取ることなど無く、決めつけるのが「自称科学的」な方々の常套手段です。

 そして、それらのプロセスの不備を指摘されても、それらの主張をしている人達は「科学者」や「大学」といったネームバリューによって他人を信じ込ませると信じているらしく、指摘されても「あんな非科学的な人間のいうことなど誰も信じない」といって自らの非科学的さを「自己紹介」をして自己満足してるという状態から延々と進歩がありません。

 wikipedia記事の水の氷結結晶の写真集である「水からの伝言」関連の情報操作のための捏造だらけで、正しいことを書こうという意志など感じられません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%BC%9D%E8%A8%80

上記より引用

日本物理学会
2006年9月23日、奈良女子大学で開催された日本物理学会秋季大会において、高尾征治(当時九州大学大学院工学研究科化学工学部門助手、現在「ししゃ科も研究所」代表 ディプロマミルであるイオンド大学より哲学名誉博士[3])が、「言葉が水の氷結状態と水中元素濃度に及ぼす影響」と称した、本書と理論を一にするといえる発表を行った[4]。この発表には、江本も共同発表者として名を連ねていたほか、引用文献として本書が挙げられていた。

当然のことながら、発表後の質疑応答では、聴衆から批判が出され、中には「それは科学ではない」という厳しいコメントもあったという[2]。また、再現実験すら行ってないなど、実験結果の検証が不十分であることも明らかにされた[5]。


 上記のWikipediaの引用の内、どこが捏造であるかというとhttp://d.hatena.ne.jp/kazima/20061003に、高尾征治氏による「言葉が水の氷結状態と水中元素濃度に及ぼす影響」という、意識エネルギーと物理的変化の実験について研究発表を行った学会のログがあります。

 ICPを使った元素分析であるにも関わらず、ダブルブラインドテストでないと駄目だとかいう質問が出てきたり、初めから「否定ありき」の態度のいつもと同じいい加減な観客達だったようです。

 上記のページの実験発表のログの内容を部分的に引用しますが
>Q:「非常に申し訳ないことを質問させて頂きますが、これは科学と言えるのでしょうか?」
>A:えー・・・科学とは何かを定義するのは非常に難しいものだと思います。
>今回の結果については非常にあいまいであり、三回の再現性もあったことですから、
>科学であると考える人がいてもいいのではないでしょうか。

>Q:「言葉の影響の定量性と、三回の再現性とは?つまり何回のうちの三回なんですか?分母をはっきりさせてください。」
>A:今回の実験については三回中の三回です。言葉について(氷の形)は、私には実験できませんのでしていません。

 上記のログの内容をみてみれば、「これが科学といえるのか?」という質問があったということは事実でありますが、発表内容全部を熟慮して多くの人が「科学ではない」という判断がされたのかどうかは判りません。高尾氏の言うように科学という言葉の定義が人によって違うということもあります。

 そして、実験としては3回実験をして、3回とも同じような変化がみられたということですから、追試の経歴や再現性が全くないということでもありません。

ですから、このログによれば「再現実験すら行っていない」というwikipediaの記述は怪しいということが判ります。

 このログを公開されている方は、この実験に極めて懐疑的で、ナンセンスだから相手にする価値がないといっています。否定的な態度の人が、実質的に否定するために書いたログですから、肯定に都合良く編集されているとは思われません。
 実際、記事のコメントの部分で「常識的な理解力があれば私がナンセンスだという意味が分かるはずです」と、実験に肯定的な意図でコメントをした方を斬っています。

少なくても
>また、再現実験すら行ってないなど、実験結果の検証が不十分であることも明らかにされた。

 こういった記述をすれば、1度やっただけの実験結果を論文として発表したと誤解されかねません。情報操作でなければ、事実をありのままに書き、それでは不十分であるとその理由を明示すべきであると思います。

 成分分析においてのみならば、3回の実験をしていて、3回とも同様の傾向を示しているわけですから、再現実験を行っていないというwikipediaでの記述が適切とはいえないでしょう。

 そして、意識エネルギーで化学成分が変わる可能性があるのなら、成分に影響されるというチンダル結晶が変化しても不思議なことでもないと言えます。
 つまり、この実験は実験結果が正しければ、江本氏などの行う水の評価方法と実験結果の理由としての裏付けのひとつとなるものになりうる可能性があると言うことです。

wikipedia記事等のように、事実と異なることを平気で書く人達をどう思いますか?

そういった人たちが、科学と称して何かを語って、それに何か意味があると思いますか?

批判と称して憶測による中傷をしている人達を、人間としてどう思いますか?

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尚、この記事に対して「ダメダメ」な「批判もどき」をしている記事がありましたので、デタラメさを指摘しておきます。

「批判もどき」とは批判のようだが「調査不備で間違った情報を並べている為、批判にすらなっていないダメ行為」の事を言います。

http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2008-10-22


>どうして反証実験をしなくていいか、と云うと、江本氏の実験を除く、
>有史以来行われてきたすべての水に関する科学的実験が反証となっているからで。


反証になっていません。

むしろ「水の氷結結晶の実験」そのものが、「過去の実験への反証」です。

「過去の氷結の実験結果」は「氷結結晶に<変化を与える条件を満たしていない条件>で行われたもの」です。


科学に限りませんが「反証・確認の実験」をきちんと行うためには「実験(現象)の成立条件」を十分に確認し、それを阻害しない条件で実験を行わなければなりません。


「人の意識が物理的な変化を与える」という「新たな(概念と)条件が加わった結果の反証」なのですから、それを反証するためには、「成立すべき条件を満たした上」で実験を行う必要があります。

過去にどれほどの水の実験があったとしても「実験条件を確認した上での検証実験が行われていない」のですから、全然、反証にはなっていません。

この実験では「意識が関わる」ので実験条件には「観測者(の意識)」も含まれます。


「水に記録された情報」を「現象として再現するために外部から情報に共鳴し現象化を助けるエネルギーが必要」です。

「アナログレコード」でいえば「刻まれている溝の動きを増幅するようなもの」(ピックアップや共鳴板や増幅回路+スピーカー等)が必要なのです。

それが「観測者」であり、「実験者」なのです。

 

なお「相当のダメダメな人」が言い出しそうなので補足しておきますが「この実験の目的の根本的なポイント」は「水が情報を記録するか否か」なので、「観測者によって増幅されて再現」しようと、実験主旨の歪みや否定にはなりません。


「IHM内部でも完全に再現条件をつかんでいる訳ではない(再現出来る人が必要)」ので、「メカニズムを知らない人達の中で、過去にそのような反証実験が行われているとは、到底言えない。」のです。

条件を確認せずに「実験がされている」といえる時点でインチキ結論以外の何ものでもありません。
 
 

もっとも、それ以上にダメなのがこの理屈です。

>通常水に関連する科学実験は実験を行うものの
>思念だの水に貼付けられた文字だのと云った要素を加味しないから、
>それらが仮に影響するとすればすべての実験が成立しない。

これも嘘です。

「思念が氷結結晶の形に影響する」と「思念が全ての水の実験に影響する」とは全く別のお話です。

例えば、電子レンジで水を処理(電磁波照射)するとレンジ内の水の温度があがります。
では、10m離れた水の温度が、レンジの庫内と同じように変化するでしょうか?

普通に考えれば、殆ど温度はあがりません。環境で影響もするでしょうし測定にも誤差があるのでゼロだとは言えないですが。

「意識・思念が<氷結結晶に影響を与える>のか」という点をが論点なのですから、それ以外の一般的な実験で影響が見られないからといって、<氷結結晶にも影響を与えない、とは言えない>のは余程の間抜けでなければ判るはずです。


「意識エネルギーは水が氷から溶けるときに出来る結晶に影響を与えるような影響力」が、「水の温度が上る」とか「沸点が変わる」とかいっているのではないのですから、そういった関係するとは言えない特性をいくら調べて変化がなかったから、水の氷結結晶にも影響を与えないとは断定不能です。

それをすり替え「実験済み」だというのは「結論の捏造」です。


こんなデタラメを平気でやってしまうから「ニセ科学批判とかいってる人達のデタラメ」を見抜けないのですね。

>どんな実験をする際にも、水の入った容器に貼られたラベルの文字を
>考慮しなきゃいけない、なんて話はない。

誰も、そういうことは言っていないのに「妄想」がお盛んですね。

全くもって常識の欠落した「問題外のレベル」です。

ニセ科学批判を信じてしまう人間はこういう、論理性・合理性・思考能力、批判応力の欠落した人間です。

 

更に、コメント欄で
>あぁ、そうですよね。ぼくもなにかお願いしてみようかな。
>と云うか、多分このエントリに書いたようなことに反論するにしても、ちゃんと実験とかしてくれるんでしょうね。

「ニセ科学批判」と称するものが「科学的に批判」といっているにもかかわらず、「科学的手順を踏んでいないこと」や「論理的な誤り」を指摘しているのですから、それに実験は必要ありませんね。

当然、このように「論理的な間違い」は「論理的な不備を指摘」すれば済むことです。

それを「実験で確かめてくれるはず」なんて言い出す辺りが、<何を批判されているかすら理解できず>に、頓珍漢な事を言いだして反論したつもりになってしまう、本当に「問題外の駄目夫君」と評価されちゃう理由なんです。

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